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2009年 11月 23日
『へばの』、第12回京都国際学生映画祭上映を終了しました。
京都は、主演・西山真来にとっては「マレビトの会」活動や、数々の主宰舞台など、活動の拠点となる場所。また監督の木村にとっては、京都国際学生映画祭は創成期に関わった映画祭であり、学生時代の活動の主要でした。 音響が素晴らしい京都シネマでの上映、冒頭の風の音は重量感・軽やかさが会場を包み、セリフの一つ一つが隅々まで聴こえた、とお客さまから絶賛の声をもらいました! 上映後のトークでは、「青森のどの部分に拘って撮ったのか?」という質問に、「空だと思います」…。最近ことに思うのは、やはり何より空だったと思うのです。壇上に同席頂いた西山さんからは、「現場中はとにかく寒くて、寒くて…、寒いということしか考えられないほどで。それでも三年待つ、ということをあの撮影の環境の中でつくって演じたと思います」と、これまでのトークでも聴けなかったお話を頂きました。通しで観るのは今日が二回目、だそうです。 運営委員長に最後に、「京都国際学生映画祭に当時関わっていたことで得たことは何ですか?」と質問を受け、呆然と「やはり人じゃないかと。当時は、学生自主映画も商業映画と同じ土俵で立つようなもの、それにしか出来ない面白さと勝負がある、ということをスタッフや先輩と煮詰めながら上映していました。そしてそういったことが、学校を出てからも続けられる、と半ば無根拠に信じて活動をみな、続行していたんです。そういったメンバーとの出逢いや時間がなかったら、今こういった生き方はしていないかもしれません、道を踏み外しただけかもしれませんが」と答えていました。 終映後、「マレビトの会」の方からも映画の感想をお伝え頂き、インディペンデントでやる、ということに共感を覚えた、という言葉を頂きました。 写真下は、翌日に立ち寄った京都の映画ファンの聖地・みなみ会館。 知らない間に、ドイツ語で「映画は好きですか?」との看板がつくられていましたが、相変わらず、ゴダール・オールナイトなどを頻繁に企画している立ち様、今無性に、いくらボロボロでも、あの広い席に身を預けて一夜を過ごしたいと思います。 京都みなみ会館 ![]() ![]()
by hebano_goodbye
| 2009-11-23 01:33
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