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2010年 05月 12日
5月8日、大阪・シネヌーヴォXにおいて『NDU+NDS ~彷徨する魂を追う~』上映に『へばの』招待参加してきました! 今回声をかけてくださった『中村のイヤギ』監督の張領太(チャン・ヨンテ)監督は、若干27歳のNDSメンバー。NDUで70年代~80年代を縦横断してきた布川徹郎さんと、そもそも昨年3月に大阪へ『へばの』上映を観に来てくれたのがきっかけとなります。 「核が、オバマによる欺瞞的な縮小と、エネルギー利用との間で矛盾提示されている現在において、非常に不穏なメッセージを持つ映画」と布川氏の言葉をその場で頂き、またヨンテ君からは「こうした題材を扱った映画を各地で上映したり、賞賛も映画祭で受けながら上映していくことについてどういった思いがあるか」と鋭い質問を受けたのでした。 僕は「そこには出来るだけ上映の場に足を運んで、人と対峙することで乗り越えていくしかない」と応えたのですが、今回呼んで頂いた理由がなんとなく会場について分かりました。 『長居青春酔夢歌』(佐藤零郎監督)からの上映だったのですが、まず上映後のティーチ・インが本当自然な形で議論へと入り、映画が鏡となってサイがすぐに投げられていく感じがあるのです。お客さんからの意見交換も自然になされます。 映画が作品として完結しているのではなく、非常に広がりのある未完のものとして広がっていくのを感じました。監督達も何よりそれを望んでいる、と。 そして『へばの』上映当日。 大阪は昨年からつづき3度目の上映というのに、今日もほとんど満場です。 NDSメンバーの宣伝力も凄いのですが(平日だというのに、ほぼ満員!)、まだ関西圏で『へばの』を観て下さっていない方、またリピーターの方も少なからずいらっしゃるようです。 そして上映後のNDSメンバー・佐藤零郎(レオ)、梶井洋志、張領太、中村葉子らとの座談。 これからドキュメンタリーからフィクションにむかって現実を描いていく、という彼らと、主人公・紀美と治との関係から、それぞれの作家がいま上映している作品についてどう振り返っているか、などを話しました。 現在は釜ヶ崎に事務所を構え、次回フィクション長編の準備を進めているというNDSメンバー。 6月には数本のみ、東京neoneo坐で上映もありますが、真に現在最前線の集団と思います。 必見! NDU+NDS blog 【東京】 neoneo坐 6/13(sun) 流浪の映像まつり 温故知新 ●6月12,13,19,20日 2週間にわたり開催 ●プログラム数 13プログラム ●参加作家 長岡野亜、佐藤健人、今田哲史、枡野浩一、品田竜輔、安田哲、青柳知之、村上康人、工藤義洋、歌川恵子、竹藤佳世、かわなかのぶひろ、中村のり子、清川玲奈、高野徹、鈴木野々歩、菅原みき、園部典子、佐藤零郎、石田未来、張領太、青山佳世 ●当日入場料 1プログラム1000円 ●精算 当日、プログラムごとの精算 ●前売り券 1プログラム 900円 当日の2日前までの受付販売 (問い合わせ:温知倶楽部 onchiclub87@yahoo.co.jp)
by hebano_goodbye
| 2010-05-12 00:30
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